あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年最初のブログ担当は、A類数学3年の藁科です。
極端に短い学芸大学の冬休みですが、今年は運よく連休! 今までで一番のんびりできました。この年末年始は帰省することなく、ずっと東京にいました。12/31も1/1も私にとっては「平時と等価値の24時間」でしかなく、静かな正月となりました。(とはいえ、1/1には一実家へ生存確認の意味をこめて電話をしました。喜ばれることが分かったので、一人暮らしでなかなか帰れていない人は、ご家族にお電話差し上げてみてください。)
1月6日の活動には、7名の子どもたちが来てくれました。(冬休み明けまで残り2日と迫り、やり残してしまった課題などの消化にあてていたようです。)
大学生は全部で4名でした。年始の一発目から勉強に来る子どもたちに比べると、少し覇気が足りないような気も…(笑)これからのこともあるので、大学一年生のみんなの参加を待っているよ…!!
さて、私が今日担当したのは中学一年生の理科(光学・力学)のワーク課題でした。
力学では、例えばこんな問題・・・
「力のはたらきを三つ答えなさい」
①物体の( )を変えるはたらき(例:面打ちの瞬間、竹刀がたわむ)
②物体の( )の状態を変化させるはたらき(例:ボールをバットで打ち返す)
③物体を( )はたらき(例;ウエイトリフティングをする)
分かりましたか?「中学の理科でやったなあ」と、記憶が掘り起こされたのではないでしょうか?
私もなんとなくは思い出せるものの、「理科の用語」までは思い出せませんでした。ふとした拍子に「これなに?」と問われたとき、ぱっと答えを返せるかどうかで「教養」の強度が決まる、のだと思いました。教員採用試験(小学校全科・一般教養)の範囲でもあるので、勉強しようと思います。
私は力の3つのはたらきを復習させた後、「では①②③を今ここでやってみせて」と問うことにしました。その子は悩みながらも手近な文房具で実演することができ、納得できたようでした。
私は、知識を使う場を設定することを心がけています。インプット偏重ではなくアウトプットを積極的に取り入れることが、「知識のネットワーク化」の一助になるのだと信じています。「体験的学び」をどう仕掛ければいいか。これについて模索を続けたいと思います。
光学分野の課題は「レンズのはたらき」。光源から出た光線が凸レンズによって屈折し、反対側に逆向きの像(実像)をつくります。「焦点距離」という単語も久々に聞きました。
高校物理では、「レンズの公式」として、「1/A+1/B=1/F(Aは物体-レンズの距離、Bはレンズ-像の距離、Fは焦点距離)」が知られています。中学ではそこまで突っ込んだ学習はしませんが、光源の位置関係を具体的に動かして像を観察します。今回は、「焦点距離の2倍よりもレンズから遠ざけたら像が小さくなった」「虚像は物体よりも大きくて、物体と同じ向き」などの事実を、紙面上のモデル図に実際に書かせて学習させました。「体験」を組み込んで学習したことがその子の知識としていつまでも残ってくれるといいなと思います。
最後になりましたが、先月末に小金井市の「市民運動新聞」さんが、小金井てらこやの取材にいらしてくださいました。このような機会をご用意いただき、地域の方々や、学芸大に限らない近隣の大学生の皆さんに私たちの存在を知ってもらえることは大変ありがたいことだと思います。この場を借りてお礼申し上げます。
記事は「市民運動新聞(1月6日発行号)」で見ることができるようです。よろしければご確認ください。
来週1/13は、成人の日のためお休みです。次回は1/20となります。(1/27は、大学生の試験準備のため活動をお休みさせていただきます。)
三学期も元気に過ごしましょう!😊
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